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  新絵心教室 サンプルモチーフをフリーペイントで描いてみた その1

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ニンテンドー3DS「新絵心教室」をレビューする記事の5回目です。
これまでの記事では、新絵心教室のメインコンテンツである「レッスン」モードを紹介しました。今回は、もうひとつの「フリーペイント」モードでソフト内臓のサンプルモチーフを描く、いわば腕試し的なレビュー記事になります。 これまでの経緯は以下のリンクを参照ください。ソフトの概要などは一番最初の記事を参照ください。

入門レッスン
応用レッスン
追加レッスン その1
追加レッスン その2

ソフト内蔵のサンプルモチーフはレッスンモードで使用したものを含めた数十枚の1枚写真で、ビンス先生の描き方説明などはありません(ちなみに自分で用意した任意の画像ファイルをモチーフとして取り込んだり、モチーフなしで描き始めることもできます)。

フリーペイントモードでは好きな画材(パステル、色鉛筆等)を使うことが出来ますが、今回はすべて「絵具」で描いてみました。 以下、私の課題絵の下に、モチーフ画像を掲載しています。課題の題名は私が適当につけたもので、オフィシャルの命名ではないことにご注意ください。



■フリーペイント1 「ウリと水差し(?)とカボチャ」
d01_nazo.JPG
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新絵心教室購入動機のひとつが「風景を描けるようになりたい」でしたが、いきなり風景画に挑戦するのは敷居が高いので、まずは静物画から挑戦してみました。

以前の私ならこういうモチーフを目の前にするとあまりのハイディテールっぷりに腰が引けていたものですが、最近は「ディテールでごまかせるから失敗してもそこまで酷い出来になることはなさそう」といった打算が働くようになりました。「溢るる創作意欲」「たゆみなき向上心」などといったものとは無縁の消極的な姿勢で恐縮ですが、長い目で見るとそういうモチベーション操作も必要なのです。たぶん。

さて今回の課題絵の出来ですが、全体的に色調の統一がとれず、予想通りディテールでごまかす結果となりました。部分的には気に入ってる所もあるんのですが......
う~む、やはりオブジェクト(ウリとかカボチャとか)ごとに個別に「色を作成→塗り」を繰り返して進めたのがまずかったか。


■フリーペイント2 「巻貝」
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d02_ori.jpg
このモチーフ、描いてる時は巻貝だと思ってましたが、もしかしてカタツムリなのでは・・・・・・?

さて引き続きの静物画モチーフです。前回の教訓を踏まえ、先に絵のベースとなる主要色を一通り作成し、全体の色バランスを確認した上で塗り進めてみました。

課題の出来ですが、色々アレな部分はありますが、殻の色合いや質感をある程度表現できたのでそこそこ満足しています。
あとこの課題の時点で「モチーフの色をある程度正確に再現できれば、塗りがアレでもそれっぽく見える」ということに気付きました。新絵心教室の絵具は「既定色()をパレット上で混合して新規色を作る」というアナログ型インターフェースであり、直感的である反面、目的の色を作るのにはそれなりの慣れと時間を必要とします。なのでこれ以降、完成までの工程のうち数割の時間を色作りに割くようになります。


■フリーペイント3 「桜の枝
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d03_ori.jpg
モチーフを見た瞬間
「お母さんから『桜の枝を折ってはいけません』と教わらなかったのか!」
と叱りつけたい衝動にかられましたが、課題の内容とはまったく関係ないですね。すいません。

この課題では、特に枝と花びらの色の再現に苦労しました。たぶん彩度の低さが原因だと思いますが、何色をベースにするのかすらわからず、試行錯誤で色作りを進めることになりました。最終的には何とかなった......のだろうか?
もう一点、今回のモチーフはマクロレンズで接写しているらしく、フォーカスがあった部分(輪郭クッキリ)とそうでない部分(ボケボケ)があります。実際の絵画ではこういうカメラの絞り的な奥行き表現はあまり見ない気がするのですが、「とにかくモチーフ通りに描く」という基本姿勢のまま課題絵でも再現してみました。個人的には悪くないと思っています。

関係ないですが、ここまでの3枚の絵を知り合いに見せたところ意外に反応が良く、変に自信をつけた私は「そろそろオレも次のステージに進むべきなのか・・・!」と調子にのり、いよいよ懸案の風景画に挑戦してみることにしたのでした。


■フリーペイント4 「海辺に続く道」
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d04_ori.jpg
満を持しての風景画チャレンジです。

先に書いた通り、新絵心教室の購入動機のひとつが「風景画を描けるようになりたい」でした。これをより具体的に言うと「CGやゲームの背景を描けるようになりたい」であり、さらに正確には「ジブリアニメみたいな背景を描きたい!」となります。
う~む我ながらずいぶん大きく出たものだね! でもぼくも男鹿和雄とかラピュタの画集買ってるくらいだし、リスペクトもやむ無し、という部分も多少はあるんじゃないでしょうか。
そして、そんな高すぎる理想の元に選んだのが今回のモチーフです。
緑の山肌、谷間に伸びる白い道、山間に覗く青い海......
吹きぬける海風すら肌に感じられそうな良い風景です。ラピュタとトトロを足して紅の豚で割ってハウルで最小公倍数をとってみた~、くらいの爽やかさではないでしょうか(←意味不明)
以下課題の感想です。

  • 近景のガレ場に丸筆でチマチマと砂や小石を書き込むのがやばいくらい楽しい。
  • 中景の茂みの輪郭に丸筆でディテールを足しているが、平筆だけだとどうしても茂みの質感が出せなかったため。中景にディテールを盛るのは邪道な気もするが、どう塗るのが正解だったのかいまだに不明。
  • 中~遠景の崖と岩礁に関して、モチーフ通り満遍なくピントが合った状態を再現してみたが、結果として奥行きに欠ける構図になってしまった。ディテールを省いたり空気遠近法で奥行きを強調するアレンジもありかもしれない。
あと今回わかったのは「鮮やかで明るい青色を絵具で作るのは難しい」ということです。これはまず始めに海を塗ろうとしてひっかかりました。
青色を明るくしようとして白色を混ぜるとどんどん色がくすんでしまいます。どうやってもモチーフの色を再現できないので、最終的にグラデーションのコントラストのみ再現することで妥協しました。調べたところ、実際の水彩画でも「白を混ぜると色がくすむ」のは常識であり、そういう場合は「薄めた色を塗って紙の"地の白"を生かす」のだそうです。知らなかった そんなの
ただ同じテクが新絵心教室でも有効なのかは不明。後で試してみようと思います。


■フリーペイント5 「高原」
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d05_ori.jpg
前の課題にかなり時間をかけてしまったので、「次はもっと楽な課題にしたい」とやや逃げ腰な態度で選んだのが今回のモチーフです。画面の半分近くが草原なので楽に塗れそう、という算段があったのですが、これが罠でした。

実際に塗り始めてわかりましたが、単に色を置いて一様に馴染ませるだけではまったく草原に見えません。質感が無いので遠近感を表現できず、どうしてもノッペリした印象になってしまいます。何とか改善できないか、と何度も塗っては馴染ませて試行錯誤を繰り返しましたがうまくいかず、「せめて近景にだけでも草のディテールを足そう」と方針を転換してみたものの、新絵心教室には「色を重ねすぎると厚塗り効果で筆跡が残るようになる」という謎の仕様(?)があるのでディテールを追加することもできなくなりました。
うーむやはり、課題に対する志の低さがこういう形で作品の出来に反映されてしまうのであろうか。
正直ちょっとヘコむ部分はありますが、
「たまにはこういうこともある」「次はもっと上手くやれる」
という感じで今回は泣く泣く見切りをつけました。


以上、新絵心教室フリーペイントモードの課題絵の紹介でした。また作品が溜まったら記事にしてみたいと思います。


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コメント(2)

初めまして 新絵心教室を買ったばかりの者です!
謎さまの美麗なレッスン絵画におののきながら、コラムのお言葉に学び、たまに噴出しながら各記事を読まさせていただいております ブログとても面白いです!
今はフリーレッスンを続けられているとの事でもし、もし宜しければフレンドになっていただけませんでしょうか..!(支障が大きい感じでしたら大人しく諦めますので遠慮なく..!突然にすみません!!!)
ともかく2017年の今取り組まれている師に出会えてとても幸運で私はまだ最初のさくらんぼレッスンを受けたばかりなので、レッスンが進むごとにこちらに学びに来たく思っています どうも有難うございます!

> sさま
返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。また、コメントいただき
誠にありがとうございます。ブログ更新の励みになります。

フレンド登録の件ですが、今までやったことがなかったので調べて
みました。コードを交換→登録で設定できるようですが、自分、
バリバリのオフライン人間であり、ゲームのDL購入時以外は
ネット接続をしないため、お互いあまり活用できなさそうな感じです。
大変申し訳ありません。

新絵心教室に関して、同好の士ということでとても心強く思います。
sさまがどの程度絵を描かれる方なのかわからないのでうかつなことは
書けませんが、参考にしていただける部分があるなら幸いです。
画力アップ目指してお互いがんばりましょう!

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