Colors!gallery  pixiv  ヤマレコ  D5. (ぎゃるぱにX, シスプリガントレット)

  大山 紅葉狩り登山の顛末 伊勢原、恐るべき観光事情 (3/5)

| コメント(0) | トラックバック(0)
稜線の登り勾配がきつくなってきたなあ、という辺りで蓑毛越えに到着です。

IMG_8666.jpg 弘法山公園からここまでで全行程の3/4くらいですが、この時点での標高は700mほど。つまり残り500m以上の標高差をこの後一気に消化することになります。

この最後の登りがかなりキツいことは事前に知っていたのですが、初っ端から岩に取り付いて乗り越えるようなポイントが連続して驚かされます。

IMG_8679.jpg ここまでの行程では時々思い出したように登山者のパーティーに出会う感じだったのですが、蓑毛越を通り過ぎたあたりからハイカーの姿が徐々に増えていき、さらにその先、下社からの登山道の合流地点ですごい数の登山客が流れ込んできます。

最終的に、登山道は以下な感じになります。

IMG_8693.jpg ・・・私の理想とする「大自然の空気にいだかれた、静かで厳かなる山行」とはあまりにもかけ離れた光景に軽く絶望しそうになります。
ただこの行列は「順番厳守」「割り込み/追い抜きした奴は殺す!」という殺伐としたものでなく、「急いでる人はお先にどうぞ」「急いでない人も気が向いたらどうぞ」「もう何でもやっておしまいなさい」というユルい雰囲気だったのは助かりました。
諸装備に身を固めたハイカーと軽装の観光客が混在しているので体力面で差が出るのは仕方ないですし、この時期の高尾山とかと違って行列が一定速度で流れていたので、何と言うか全体的に余裕がある感じでした。

IMG_8683.jpg 十六丁目石。空の青さを残すためにシャッタースピードを速くしたら被写体が真っ黒になってしまった。反省。

IMG_8689.jpg 富士見台からの眺望。その名の通り富士山の絶景ポイントなのだが、この日は大分霞んでいた。
しかし今日は大山に登りに来ているので富士山のことはとりあえずどうでもいいのだ。

そんな感じでようやく大山山頂に到着。

IMG_8697.jpg 山頂には売店、山小屋、神社本殿、奥の院、大きなトイレなどがあります。思っていたよりかなり広く、すごい数の登山客でにぎわってました。周囲の見通しを遮る立ち木がほとんどないので、丹沢山系、神奈川市街から江ノ島、三浦半島を越えて房総半島までを見晴るかす大パノラマを堪能できます。

IMG_8706.jpg この時点で時間は13:00前くらい。 ちょっと遅れてしまいましたが、ここでお待ちかねの昼飯タイムに突入です。

まずはビールで乾杯!

IMG_8698.jpg 今日はビールを持参してこなかったので売店で購入しました(観光価格の500円)。まあ現地で買えるならそのほうが冷えてるし・・・
とはいうものの、飲食物全てを現地で購入するというのも何となく味気ないというか、どこからか「俗物ハイカー」「資本主義の権化」という罵声が聞こえてくる(気がする)ので、今回は家からカップ麺を持参してみました。

IMG_8703.jpg お湯も断熱ポットに入れて持ってきたので熱湯というわけにはいきませんが、それでも山の上で食べるカップ麺は通常比5割増しくらいの美味しさです。
ところで山頂でのカップ麺というのは袋麺と並んで定番なのですが、その中でも日清カップヌードル率の高さはちょっと異常である、と以前から感じていました。容器が小さくて便利、というのもありますが、かといってカップスターやケンちゃんラーメン(古すぎ)などはあまり見ない気がします。先週塔ノ岳に登った時など、若者ハイカーが3人並んでカップヌードル無印、カレー、シーフード味を食べていて「日清のステマではないのか」と本気で勘ぐりたくなりました。恐るべきは日清食品のプロモーション、40年以上カップ麺の定番を張り続けるのは伊達ではない、というわけです。

昼食後は大山山頂をブラッと一回りして周囲の風景を撮影しつつ、家族連れアベック単独行など老若男女入り乱れた大山観光の悲喜交々を観察したりしました。

IMG_8714.jpg 頂上にある阿夫利神社奥の院。記念にお参りする人が結構いた。

IMG_8732.jpg トイレの待ち行列(女性用のみ)。
山頂とは思えない俗っぽい光景に「コミケかよ」とツッコまずにはいられない。
この時はまだ行列も他人事だったのだが・・・

一休みした後は下社に向けて下山開始です。有名な大山の紅葉とはどれほどのものか?今の時期ならきっと色づきのピークに違いあるまい、と期待に胸が高鳴ります。


12345

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://mapleford.net/cgi-bin/mt5/mt-tb.cgi/22

コメントする