登ってきた道を途中まで戻り、下社への分岐を折れて下っていきます。
下社への下りは、何となく観光客向けの緩い参道を想像していたのですが、実際歩いてみたらすぐにそんな生易しいものではないことがわかりました。
ここまで登ってきたのと同程度か、それ以上の険しい勾配が連続します。
相変わらず人が多いですが、半分くらいは観光ついでの人達なのでかなりの軽装です。まあ周りに人も多いし、足元に十分気をつければ問題ないレベルではあるのですが、中にはブーツ、ストッキング、ミニスカとかで登ってくるお姉さんもいてギョッとしました。
まだあります。
今回、頂上から下社まで下るのに大体1時間かかりましたが、当然登りにはそれ以上の時間が必要になります。現在時刻は15時前、仮に今から頂上まで行って戻ってくると17時過ぎになる計算です。この時期の17時といえばすでに夕暮れ時のはず、それなのに下からは観光客がじゃんじゃん登ってきます。
「本当に!問題ないのか!」
と心配になりました。
実はああ見えて全員ヘッドライト持参、とかなら逆に心強いのですが、いくら昨今の登山ブームといえど、そこまで山への啓蒙教育が行き届いているとは思えません。
そんな事情もあってか、おっさんハイカーが聞こえよがしに「あんな軽装で大丈夫なの」とか「今から登って間に合うと思ってるのかね」とか言ってました。まあ心配で言ってるのはわかるのですが、そういうのもなんか違うな、と思ったりしました。
長い石段を下りきって下社に到着。
鳥居をくぐると、いきなり目の前に景気良く色づいた紅葉並木の良い風景が広がります。
下ってくる山道の途中でも散発的に紅葉は見かけましたが、下社とその下にある大山寺の紅葉は、色味というか濃さというか彩度が根本的に違います。「境内の紅葉にだけ発色を良くするための特殊な添加物が投与されているのでは」と疑ってしまうほどの、あまりに鮮やか過ぎる色彩でした。
思わず「何という美しさ。私、感動しました!」とストレートな賛辞を送りそうになったのですが、しかしそれだとタダでさえ有名観光地としてチヤホヤされている大山が更に増長してしまう(かもしれない)ので、ちょっと抑えて「なかなか美しいんじゃないんですかねえ」と卑屈気味に賞賛しておきました。
下社への下りは、何となく観光客向けの緩い参道を想像していたのですが、実際歩いてみたらすぐにそんな生易しいものではないことがわかりました。
ここまで登ってきたのと同程度か、それ以上の険しい勾配が連続します。
ただし大量の観光客の喧騒がそれを帳消しにしているのだが・・・ |
まだあります。
今回、頂上から下社まで下るのに大体1時間かかりましたが、当然登りにはそれ以上の時間が必要になります。現在時刻は15時前、仮に今から頂上まで行って戻ってくると17時過ぎになる計算です。この時期の17時といえばすでに夕暮れ時のはず、それなのに下からは観光客がじゃんじゃん登ってきます。
「本当に!問題ないのか!」
と心配になりました。
実はああ見えて全員ヘッドライト持参、とかなら逆に心強いのですが、いくら昨今の登山ブームといえど、そこまで山への啓蒙教育が行き届いているとは思えません。
そんな事情もあってか、おっさんハイカーが聞こえよがしに「あんな軽装で大丈夫なの」とか「今から登って間に合うと思ってるのかね」とか言ってました。まあ心配で言ってるのはわかるのですが、そういうのもなんか違うな、と思ったりしました。
下社に降りる最後の石段。 コケたら数十m下まで滑落しそうな物凄い急勾配だ。下社から上に登ろうとする観光客の登山適性を試す一次フィルタになっている気もする。 |
鳥居をくぐると、いきなり目の前に景気良く色づいた紅葉並木の良い風景が広がります。
下ってくる山道の途中でも散発的に紅葉は見かけましたが、下社とその下にある大山寺の紅葉は、色味というか濃さというか彩度が根本的に違います。「境内の紅葉にだけ発色を良くするための特殊な添加物が投与されているのでは」と疑ってしまうほどの、あまりに鮮やか過ぎる色彩でした。
思わず「何という美しさ。私、感動しました!」とストレートな賛辞を送りそうになったのですが、しかしそれだとタダでさえ有名観光地としてチヤホヤされている大山が更に増長してしまう(かもしれない)ので、ちょっと抑えて「なかなか美しいんじゃないんですかねえ」と卑屈気味に賞賛しておきました。
大山寺の紅葉。ここの石段の紅葉がもっとも見事で、観光客が石段の下り口、登り口、階段途中で容赦なく立ち止まりスマホで写真を撮りまくっていた。普段ならそういう自分本位な行動は自粛するのだが、あまりに見事な紅葉に逆上して私も一枚撮影してしまった。 すいません嘘です。数枚撮影してしまいました。 |
阿夫利神社下社。 |
何だこのオッサン!(絶妙なバランスで積み上げられた胸元のお賽銭を眺めつつ) |
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