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  大山 紅葉狩り登山の顛末 伊勢原、恐るべき観光事情 (1/5)

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丹沢の大山といえば、紅葉が見事なことで有名です。
ここは以前から気になっていたのですが、なかなか山行に踏み切れないでいました。というのも、(1)わりとガチガチの観光地でバスとケーブルカーで中腹の下社まで行けてしまう点がモチベーションを下げる、(2)近くにもっと登りがいのある塔ノ岳があるので、どうせならそちらを選んでしまう、などの事情があったためです。
しかし最近になって、前者に関して秦野駅から大山まで歩いて登れる縦走コースがあるのを知ったのと、後者に関しては「それなら塔ノ岳と大山の両方に登ればいいじゃない」という当たり前のことに気づきました(別々の日に登ると言う意味。1日で回れなくもないが、相当過酷な山行になるであろう)。

そんなわけで無事懸案も解決し、紅葉前線も良い具合に南下してきた週末、早速秦野に赴いたのでした。

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本日のコースですが、小田急秦野駅から弘法山公園、高取山を辿って大山頂上を目指します。帰りは有名な阿夫利神社下社の紅葉を十分に堪能した後、バスで伊勢原まで戻ってくる計画でした(←)
もう題名の時点でそれとなく匂わせてしまっているので最初に言ってしまいますが、今回の山行は、単なる山歩きとは別次元の、観光地というものの恐ろしさをまざまざと見せ付けられるものでした。その顛末は本文でご確認ください。


IMG_8543.jpg 朝8:00ごろ小田急秦野駅に到着。前の週に塔ノ岳に登ったばかりなので1週間ぶりの秦野です。

バスターミナルには、いつも通り丹沢表尾根の玄関口、ヤビツ峠行きバスの大行列ができてました(写真だとわかりづらいが、行列は左奥に折れ曲がって続いている)。私は混雑が大嫌いなので塔ノ岳に登る時はヤビツ行きには乗らず、麓の蓑毛から登ることにしていますが、今日はバスにすら乗る必要がありません。大山までずっと歩きです。行列を横に見ながら涼しい眼でバス停を通り過ぎました。これだけで何となく良い気分です。

水無川ほとりの遊歩道を歩きつつ、まずは「秦野の狂気山脈」として(主に俺内部で)有名な弘法山公園を目指します(二つ名の由来はこの記事を参照のこと)。

11月下旬の朝の空気は吐く息が白くなる肌寒さですが、空は雲ひとつない勝負晴れです。陽が高くなれば、暖かく穏やかな絶好の登山日和になるでしょう。
市街地から見上げる弘法山公園の紅葉は、まだ色づき始めといった感じでした。

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秦野駅から20~30分で弘法山公園登山口に到着。ここが本日の山歩きのスタート地点になります。
IMG_8553.jpg弘法山公園入口(すごい説明的な絵面)。
本日の最終目的地、大山の標高は1252mとそれほど高くはありませんが、この場合、単純な標高よりも登山口からの標高差のほうが重要である、と2ch登山キャンプ板の人達も断言していました。実際私も標高400m弱の沼津アルプスで心が折れそうになったことがあります。 今回は1200m前後の標高差を相手にする上、アップダウンの多い尾根歩きなので、のべの登り量がどれくらいになるのか想像もつきません。ストックを取り出し 、水のペットボトルをザックに固定、登頂後のビールで乾杯をイメージトレーニングするなどして気合!を入れて登り始めました。

とは言うものの弘法山公園は以前に花見登山で紹介しているので、ここではバッサリ省略してしまいます(酷い)。


途中、弘法山の尾根道から北側を眺めると、今日の目的地である大山が「どこからでもかかってきなさい」といった感じの、必要以上に堂々とした態度でそびえ立っているのが見えました。観光地と言うにはあまりにもプレッシャーを感じさせる佇まいで、「油断してると、やられる(何に)」と気を引き締めました。

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