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  金時山 箱根外輪山 紅葉狩登山 (4/5)

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食事の後は山頂でしばらく休憩することにしました。

金時山山頂は開けた岩場になっていて、たくさんのハイカーが食事を取るなどしてくつろいでいますが、そのすぐ隣は足を踏み外したらタダではすまない殺人的断崖絶壁になっています。山登りには「ありのままの自然を楽しむ」という側面があると思いますが、当然ここの崖にも"柵"などと言う無粋なものは設置されていません。

こういう場所でテンションの上がった人間が取る行動はひとつです。
すなわち、

崖っぷちお姉さん。
IMG_8221.jpg
崖っぷち幼女。
IMG_8216.jpg ・・・おっと、別に盗撮的なアレではないので通報は勘弁してくれよ!

福井の東尋坊や伊豆の城ヶ崎でもそうですが、家族や友達同士で来ている観光客は、断崖の上にくると自然とその縁に近接し、その姿を見せ合う習性があるように思います。
ここ金時山でも、若者達が次々と崖っぷちに立っては
「ここが私のお立ち台」
「このスリルがやみつき」
「危険と隣り合わせの私を見て!」
という、文章だけだと何やら露出狂のようですが、ともかくそんなテンションで、各自こん身のキメポーズを決めつつツレに激写されていました。周りの無関係な登山客も釣られてそれを激写してましたので、その場の雰囲気的にごく自然な行為であったことを一応釈明しておきます。

しかしこの崖、何だかんだで過去に少なくない犠牲者を出しているのでは、と怪しんでいるのですが、実際の所どうなのでしょうか。



さて、一休みした後は仙石原方面に下ります。

IMG_8232.jpg 下りの山道も視界が開けた尾根道になっていて、良い展望を楽しめます。
西側に目を向けると、これまで歩いてきた外輪山の山肌が回りこむように目の前に広がり、紅葉の美しいグラデーションを堪能できました。

IMG_8234.jpg 金時山から仙石原に下る道は2種類あり、途中で分岐しています。いつもは金時神社方面に降りていたのですが、今回はもう片方の明神ケ岳への分岐を経由して下山することにしました。

滑りやすいガレ場の道をしばらく下ると、遠くのほうに明神ヶ岳方面の尾根が見えてきました。

IMG_8237.jpg ・・・うわぁ、スッゲエ気持ち良さそうな尾根道!

どちらかというと、体力の限界に挑戦するような登山よりも、自然を楽しみながら歩くハイキング的登山を好む私としては、あの緩やかで開放的な尾根道をゆったり歩く様を想像しただけで脳髄が蕩けそうになります。

急遽、仙石原に下る当初の計画を変更し、このまま尾根歩きを延長することを検討したのですが、手持ちのガイドブックから判明したのは「この道を進んだら最後、ここまで登ってきたのとほぼ同程度の距離を追加で歩くことになる」という事実でした。
明神ヶ岳登頂後、明星ヶ岳経由で延々と強羅まで下るコースになるようです。
正直体力的にはまだ余裕があったのですが、道があまり良くないなどの理由でコースタイムがかさんだ場合、日没に間に合わない可能性が出てきます。少なくともガイドブックにはエスケープルートの記載はありませんでした。
ここで迂闊に賭けに出ると命にかかわる事態になりかねません。もう一時間早く登り始めれば余裕をもって踏破できそうなので、この明神ヶ岳コースは次回の宿題として、 今回は泣く泣く諦めることにしました。



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