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  金時山 箱根外輪山 紅葉狩登山 (5/5)

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金時山山頂から1時間ほど下ると仙石原です。
今日は体力的に余裕があるので、箱根湯本に戻る前に毎年恒例の仙石原ススキの原観光をすることにしました。と言っても、ススキの原までは地味に距離があるのでひたすら歩きます。

仙石原の町は外輪山と中央火山丘に囲まれた盆地の底に広がっているため、360°どこを見渡しても紅葉に色づく山肌を見ることができます。そろそろ足への負荷(特に足の裏)が無視できなくなってきて舗装道路を歩くのがしんどいですが、遠くに見える大涌谷を眺めて気をまぎらわせたりしました。

途中、登山装備のままススキの原に向かう"お仲間"に何人か出会いました。

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ようやくススキの原に到着。

IMG_8256.jpg このススキの原、「ただススキがたくさん生えているだけの野原が観光地として成立するものなのか」という意見もあるかもしれませんが、視界いっぱい見渡す限りをススキが覆い尽くす様は想像以上のスケールのでかさで、初めて見たときはひたすら圧倒されました。上の写真は大分ズームインしてますが、観光客のサイズでその規模を察していただけると助かります。
風が吹くと一面のススキが一斉にたなびき、白いムラのような模様をいくつも作って大海原のようにうねる様は一見の価値ありです。

そんな見ごたえ十分のススキの原なのですが・・・
それを踏まえても観光客多すぎじゃないか?!

外国人観光客もかなりの数です(特に中国、韓国。大声でしゃべっているのですぐにわかる)。
すぐそばを県道が走り、バスも巡回している等、交通の便が異様に良いせいもあって、観光客がジャンジャン追加されてゆきます。
バイク走行中にスマホを上に掲げて周りの風景を撮っている兄ちゃんがいて「そこまでするのか!」と思いました。

上空に停滞した厚い雲の影に入っていたため周囲は薄暗い感じだったのですが、雲の縁から伸びた光の筋が紅葉の外輪山を照らし、幻想的な光景を作り出していました。

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一通りススキの原を堪能した後はバスで箱根湯本駅まで移動します。

バス車内は例によって大きなザックを抱えたハイカー満載状態です。もちろん座席に座るなど夢のまた夢であり、連続するカーブで揺れる車内が疲弊した足腰に追い討ちをかけます。
疲労もあいまって「もしや運転手がハイカーをいたぶって楽しんでいるのでは」とネガティブな思考まで湧いてきますが、とにかくこれに乗れば目的地まですみやかに連れて行ってくれるはず・・・と思うのは箱根初心者です。私の経験だと、湯元まで無事にたどり着ける確率は5割以下でしょう。と言っても別に、「乗車態度が悪いとバスから放り出される」とか、「野生のクマとか野生のイノシシとか野生のUMAとかが強襲してくる」というわけでは全然ありません。
問題は交通渋滞です。この時期の箱根は、マイカーで押し寄せる観光客の大渋滞が発生するのです。

この日も宮ノ下の手前で
「この先道路が渋滞しているとの情報が入っています。お急ぎの方は箱根登山鉄道にお乗り換えください」
と車内放送が入り、皆でぞろぞろと宮ノ下駅に移動しました。
まあいつも通りの光景です。

次の電車まではまだ大分時間があるようでしたが、ホームで待っていると思いのほか早く電車がやって来ました。どうやら臨時列車を出してくれたようで、同じ境遇を乗り越えた乗客同士、互いに目配せしつつ「小田急は神」と頷きあったりしました。
もちろんその電車も乗車率200%級の超満員電車でしたが・・・

その後は、箱根湯本到着→温泉→打ち上げ→ビールという各フェーズにすみやかに移行、本日の山行を労いつつ蕎麦屋で天ざるに舌鼓をうったのでした。



毎年欠かさず訪れている箱根ですが、今回の登山では新規ルートを開拓したり、初めて外輪山の紅葉を堪能できたりと、色々新しい発見がありました。来年の秋には、湖尻~金時山~明神ヶ岳ルート(箱根外輪山のほぼ半周に相当)に挑戦してみたいと思います。




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