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  高尾山~陣馬山尾根歩き 富士と新緑とビール (2/8)

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■第一ポイント 高尾山山頂

まずは「高尾山と言えばこれ」と言うしかない超有名な展望をご覧いただこう。
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登山客がすごい勢いで富士山を撮りまくってます。何故かすぐそばにいたお坊さんの団体も撮りまくってます。思わず逆上した私も10枚以上撮りまくってしまいました。丹沢や箱根に登った時に、他の登山客が彼方に見え隠れする富士山に一喜一憂するのを見て「遠くの山より、今いる山を堪能ししてはいかがか」などと内心思っていたのですが、雲ひとつない澄んだ青空の下にそびえる雪化粧の富士山、という出来すぎたシチュエーションには興奮を禁じえません。この変わり身の早さ、ミーハーっぷりには我ながらびっくりです。

一通り写真を撮った後で、食べそびれていた朝食を取るため食事処に移動しました。
時間は9:00くらい。
高尾山といえばとろろ蕎麦、郷に入れば郷に従え、早速注文してしまいます。

IMG_4367.jpg すきっ腹に出汁の旨みが染みる感動的な味です。・・・でも、あれぇ~、左上に何か別のオブジェクトも見えるなあ~(しらじらしい)。後から入ってきた若いアベックがこちらをチラ見した後で瓶ビールを注文していました。繰り返しますが、今は朝の9時です。

さて冒頭でも触れましたが、今回の山歩きには新緑を堪能する以外に、ある挑戦的なテーマを設定しています。
それはズバリ「高尾山~陣馬山 尾根道飲み歩きハイク」です。
高尾山から陣馬山の間のめぼしい山/峠には山小屋があり、そのほとんどで軽食やドリンク類(お酒、ビールを含む)を提供しています。はっきり言ってしまうと、食糧と水分をすべて売店でまかなえるため、それらを持参する必要がありません(でも何かあったときのために最低限の水と食料は携帯しておきましょう)。
山歩きを趣味とし、かつ、お酒大好き!という私のような人間にとって、山頂で飲むビールは格別の味わいがあります。もちろん、体に負荷のかかる急勾配や、危険が伴う下りでの飲酒は自粛していますが、緩やかな尾根道ならあるいは・・・!という思いは以前からありました。高尾山~陣馬山コースは交通のアクセスも良く、最小限の装備で登れ、尾根道は緩やかで眺めも最高、売店でビールとつまみがいくらでも入手できて、エスケープルート多数完備、おまけにトイレも使い放題、と、これ以上ないほどに好条件がそろっています。ここならば私の野望がかなうかもしれない・・・期待が膨らみます。
本当は6月下旬くらいの夏山直前の時期がベストなのですが、たとえば「灼熱地獄の中で飲むビールが美味すぎて思わず飲みすぎてしまう」、あるいは「アルコールがまわった体が過負荷に耐えられなくなって・・・」等々、ぶっつけ本番だと、下手をすると死んでしまうかもしれない、という心配があったため、今回様子見を兼ねたリハーサルを行うことにしたのでした。
要は、軽めに飲んでペース配分をつかんでおこう、ということです。

経緯を説明したところで話を本筋に戻します。
蕎麦(とビール)をおいしくいただいた後でいよいよ陣馬山に向けて出発です。

IMG_4370.jpg 陣馬山へ続く登山道の入り口には「陣馬山まで5時間/ゆとりを持って一日の行程です」と書かれた案内板があります。わかる人にはわかると思いますが、これは「半端な気持ちで進むと戻れなくなるぞ☆」という遠まわしな脅しです。何となく、東尋坊とかの「先に進む前に良く考えてみよう」とか、「いま一度、家族の顔を思い浮かべてみてください」などの看板を連想して身構えてしまいますが、高尾山といえど遭難の可能性はゼロではないので、当たらずと言えども遠からず、です。

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一昨年の福井旅行の際に撮った写真をついでに掲載。本当にこういう文言がそこら中にあるから反応に困る。


陣馬山への山道に入ると、あれだけいた観光客は一気に姿を消します。
急な階段をいくつか下った後は、しばらく緩やかな尾根道が続きます。富士山を左手に眺めつつ、(色んな意味で)気分良く歩いていきます。

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