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  沼津アルプス縦走  (1/7)

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今回の山歩きは伊豆の沼津アルプスです。

沼津アルプスは5山7峠が南北方向に連なる山塊です。もっとも高い鷲頭山でも標高400m弱と、数字だけなら大したことありませんが、新日本百名山の1つに数えられるとおり、意外に登りがいのある山です。
沼津アルプスへは4月に花見登山する計画があったのですが、天気が悪くて泣く泣く中止にした経緯があるので、「今度こそは!」と、リベンジに挑んできました。

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今回のコースは、JR沼津駅からバスで南下し、山塊の南端、多比バス停で下車、そこから沼津アルプスの稜線を北上して出発地点の沼津駅に戻る、というルートになります。
稀に、「山に登って何が楽しいの?」「疲れるだけじゃん」などと心無いことを言う人がいます。そういう人にとっては、今回のような「お金を払って駅から遠く離れた場所に移動し、そこからわざわざ山道を歩いて駅まで戻ってくる」という行為は、まったく意味不明に違いありません。・・・改めて文章で書いてみると、自分でも何が楽しくて山に登ってるのかわからなくなってきますが、たぶん体にかかる負荷や環境からの適度な刺激が何らかの伝達物質の分泌を促し、「よくわからないけど楽しい!」という感覚を生むのではないか、と考察しています。
そんなわけで、ハイカーの皆様方におかれましては、インドア派の心無い一言に怯むことなく、登山の楽しさを主張していくのが良いのではないかと思います。



IMG_4804.jpg 沼津駅に到着したのが8:00ごろ。雲ひとつない快晴です。
朝食をとる前にバスの時間を確認しておこうとバス停に行ったのですが、ちょうど登山口方面のバスが出発するところだったのでそのまま飛び乗ってしまいました(最近このパターンが多い)。事前の下調べで登山口最寄の多比バス停が街中にあることがわかっていたので、コンビニでパンでも買って食べればいいや、と言う判断です。

沼津駅を出発したバスは南北に長い沼津アルプスに並走する形で南下してゆきます。これから歩く山々の稜線が車窓を右から左に流れてゆくので、地形が手に取るようにわかります。例えるなら、ゲーム開始時にステージ全景をスクロールして紹介する魔界村のようなもの、と言えばわかりやすいでしょう(そうか?)。本日の道行きの勘所を大まかに掴むことができます。
・・・沼津アルプスは標高が低いから大したことない、そんなふうに考えていた時期が私にもありました。バスから遠目に見ただけでわかるヤバさです。ふもとから急峻にせり上がった斜面は頂上まで一気に高度を上げ、そしてそこから谷間に向けて鋭く高度を落とし、その繰り返しで山稜が連なっているのがわかります。
車窓に見えるあの勾配は、あれはどう見ても45°くらいあるのではないか、バスに同乗していた中年ハイカーの団体もややひき気味です。

そして、この懸念は後に確信に変わることになるのでした。


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